【春の唄】

春の唄:作詞:喜志邦三、作曲:内田 元、唄:月村光子 昭和12年(1937)に「国民歌謡」の1つとしてとして発表されました。  「国民歌謡」とは、NHK大阪中央放送局文芸課長だった奥屋熊郎の発案で、家庭で歌える明るく清新な歌を普及させようという目的で制作・放送された一連の歌を指しています。  昭和11年(1936)から昭和16年(1941)まで、ほぼ1週間1曲のペースで放送され、そのなかから、『春の唄』をはじめ、『朝』『椰子の実』といった傑作が生まれました。  しかし、戦局が深刻化してくると、だんだん趣旨が変わってきて、『愛国の花』『暁に祈る』『海ゆかば』といった戦時歌謡や軍歌が主体になってきました。  戦後は、「国民歌謡」本来の趣旨に戻り、「ラジオ歌謡」として、数々の佳作が放送されるようになりました。